むし歯治療

当院では紛らわしい場合はう蝕検知液(むし歯の所を染め出す液)やマイクロスコープを使い、丁寧に取り除いています。
無菌的に治療するためにラバーダムをすることもあります。
無菌的に治療するためにラバーダムをすることもあります。
処置に先立ち、口の中を清潔にしておくことも処置を成功させる上で大切なことです。急いで治療する必要のないむし歯については治療の前にご自分で歯の手入れができるようになるお手伝いをさせていただくことが多いです。
また、当院では痛みに敏感な方、歯医者さんは苦手という方の不安や痛みを和らげる為に無痛治療も取り入れています。
マイクロスコープを使った治療

むし歯の取り残しがないか、神経の入っている管の入り口はどこか、削った歯の形がどうかこれで確認し、より正確な治療ができます。まずはカウンセリングでご 本人のお気持ち、目標などを伺います。歯や歯肉の状態を正確に把握するための 検査(口腔内写真撮影・X線写真14枚撮影・歯周ポケット測定)を行いしっかり治療していきます。また患者様には歯についての知識と、ブラッシングのテク ニックを習得頂くように説明しております。詳しくは当院で行われている歯の学校をご覧ください。
むし歯の予防
むし歯の原因はプラーク(歯垢)に含まれた「ミュータンス菌」という細菌です。ミュータンス菌は飲食物から「糖分」を取り込み「強い酸」を作ります。この「酸」がむし歯の主な原因です!では実際どのような過程を経てむし歯になってゆくのかを説明いたします。
第一段階 感染
歯の表面にミュータンス菌が付きます。ミュータンス菌は歯の表面で増殖してゆき歯磨きやPMTC*等の機械的な清掃を行わないと除去する事ができません。
*PMTC( Professional Mechanical Tooth Cleaning)専門家による機械的な歯の清掃
第二段階 糖を分解
ミュータンス菌が持つ酵素が、飲食物の糖分を分解します。
第三段階 酸を産生し不溶性グルカンを形成
分解された糖分はミュータンス菌が持つ酵素の力を借りて酸と不溶性グルカンを作り出します。不溶性グルカンとは、プラーク(歯垢)のネバネバのことです。これは、歯に菌を付けやすくしたり、抗菌剤等から菌を守る働きを持っています。ミュータンス菌はこの不溶性グルカンと酸を温床としてさらに菌を増殖させます。
第四段階 エナメル質を脱灰
産生された酸がエナメル質(歯)の表面のカルシウムを溶かしはじめます。これがむし歯の第一歩になります。さらに、不溶性グルカンが 酸を内側に閉じ込めるように歯を取り囲みます。
第五段階 実質欠損
エナメル質(歯)のCaイオンが抜けてエナメル質が溶けていきます。進行すると歯に穴があいてしまいます。一度でもエナメル質に穴があくと自然に治ることはありません。
この段階まできたら必ずむし歯の治療を行いましょう!!!
食事をしてから早めに歯磨きをすることで細菌を除去し、酸の発生を抑える事ができます。
これがむし歯になるのを防ぐいわゆる「予防」になるわけです。
むし歯を治療する事も必要ですが、「健康な歯をむし歯にさせない」という考え方も大切です。
詳しくは予防歯科ページをご覧ください。
これがむし歯になるのを防ぐいわゆる「予防」になるわけです。
むし歯を治療する事も必要ですが、「健康な歯をむし歯にさせない」という考え方も大切です。
詳しくは予防歯科ページをご覧ください。