予防歯科

予防歯科

予防歯科とは?

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「再び治療が必要とならないようにすること」病気を発症させない環境を作り、維持する事」が予防歯科の考え方です。一度穴が空いたり、削ったりした歯は、元に戻る事はありません。病気の発症と治療を繰り返す事は根本的な問題の解決にはなりません。
むし歯も歯周病も感染症です。つまり細菌によって病気が引き起こされます。
歯科医院で行う治療だけで原因を取り除く事はできません。また歯磨きなどの自己管理だけで原因菌を100%取り除く事も難しいのです。予防歯科は歯科医と患者さまが二人三脚で病気の発症を0に近づけていく作業です。横田歯科医院では長期に良い状態を維持するお手伝いをします。

予防歯科の3つの柱

1.精度の高い治療
まずは病気の治療です。精度の高い治療で的確な処置を行い問題を解消します。そして同時に患者さまご本人に自分の現状を知っていただくという事も大切です。
2.セルフケア(自己管理)
生活習慣、食生活といったセルフケアは口内環境に大きな影響を与えます。まず思いつくのは「歯磨き」=歯ブラシによる細菌群(プラーク)の除去です。これをプラークコントロールといいます。しかし一般的な歯磨きでは原因菌の除去率は70%程度と言われています。そこで残っている細菌(歯垢)が悪さをしないようにするのが食事の摂り方です。生活習慣の確立のために何を、いつ、どう食べるか?は大変重要なことです。食事の摂り方はその方の生活に対する考えの現れと言えます。食を通じて節度や団欒、ゆとり、健康感などを培い、食べることの楽しさや有難さを実感するという事も大切です。こうしたセルフケアの仕方もサポートしていくのが私たちの仕事だと思っています。
横田歯科医院では歯磨きをサポートしながら口の中の健康を取り戻すプログラムがあります。自分の体(口)は自分で守るという価値観を養い、お子様には食べることを通じて健やかな成長のサポートを、成人には歯や歯肉のことでなく仕事や好きなことに打ち込めるようサポートしてゆきたいと考えております。
3.定期検診
セルフケアと定期検診は車の両輪です。治療を終え、再発を最小限にするお手伝いをします。
良好な状態を長年にわたって維持するためにお口の状態のチェックやクリーニング等のメンテナンスを行います。

保護者の方へ

menu06_photo005 幼児期は生活態度を確立する大切な時期です。歯の状態を目安に普段の生活を見直してみませんか?
初期のむし歯については歯に穴があく理由がよく分かってきました。
歯と細菌と糖質これに時間が加わった4つの要素が重なってむし歯が出来てきます。このうち影響のもっとも強い細菌についてはむし歯になる引き金を作る. ミュータンス菌の感染が見逃せません。1~3歳頃に感染が起こり(母親からの感染が一番多いと言われています。)勢力を持ってしまうとずっとむし歯で苦労 するようになってしまいます。
ですから小さなうちから十分注意をして食生活を見守っていただきたいのです。
ありきたりですが、規則正しい生活、メリハリのある生活を。

むし歯の予防

むし歯の原因はプラーク(歯垢)に含まれた「ミュータンス菌」という細菌です。ミュータンス菌は飲食物から「糖分」を取り込み「強い酸」を作ります。この「酸」がむし歯の主な原因です!では実際どのような過程を経てむし歯になってゆくのかを説明いたします。

第一段階 感染

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歯の表面にミュータンス菌が付きます。ミュータンス菌は歯の表面で増殖してゆき歯磨きやPMTC*等の機械的な清掃を行わないと除去する事ができません。
*PMTC( Professional Mechanical Tooth Cleaning)専門家による機械的な歯の清掃

第二段階 糖を分解

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ミュータンス菌が持つ酵素が、飲食物の糖分を分解します。

第三段階 酸を産生し不溶性グルカンを形成

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分解された糖分はミュータンス菌が持つ酵素の力を借りて酸と不溶性グルカンを作り出します。不溶性グルカンとは、プラーク(歯垢)のネバネバのことです。これは、歯に菌を付けやすくしたり、抗菌剤等から菌を守る働きを持っています。ミュータンス菌はこの不溶性グルカンと酸を温床としてさらに菌を増殖させます。

第四段階 エナメル質を脱灰

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産生された酸がエナメル質(歯)の表面のカルシウムを溶かしはじめます。これがむし歯の第一歩になります。さらに、不溶性グルカンが 酸を内側に閉じ込めるように歯を取り囲みます。

第五段階 実質欠損

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エナメル質(歯)のCaイオンが抜けてエナメル質が溶けていきます。進行すると歯に穴があいてしまいます。一度でもエナメル質に穴があくと自然に治ることはありません。
この段階まできたら必ずむし歯の治療を行いましょう!!!

食事をしてから早めに歯磨きをすることで細菌を除去し、酸の発生を抑える事ができます。
これがむし歯になるのを防ぐいわゆる「予防」になるわけです。

歯周病の予防

img_illust_yobou_shishubyo_yobou歯周病に対する最も効果的な対策は、患者さん自身が行う歯ブラシによるプラークコントロール(細菌除去)です。
原因除去の基本となり、治療中も治療後も必要となります。歯周治療が完了し、健康な歯肉を取り戻した後に行うプラークコントロールは歯周病再発の予防になります。たいがい取りにくい部位が残るので徹底したトレーニングが不可欠です。ぜひトレーニングを受けてみてください。歯周ポケット*が残ってしまった場合は、ブラッシングだけでは不完全です。なぜなら歯周病が起きている部分は表から見えない歯周ポケットの内側の歯肉だからです。詳しくは当院で行っている歯の学校をご覧ください。
*歯周ポケット 歯と歯茎の間には溝があり、健康な状態でも3mm程の隙間があります。歯肉炎、歯周病が進行するとこの溝が深くなりそれを歯周ポケットといいます。ポケットに溜ったプラーク(細菌)が歯茎の炎症をおこし歯周病を更に進行させてしまいます。歯周病について更に詳しい内容は歯周病治療のページをご覧ください。