医院からのお知らせ

News topics

main image

お年寄り もっと「たんぱく質」とって

足立区は北千住にあります歯周病センター 横田歯科医院 院長の横田です。

1週間ほど前の朝日新聞の記事に、『お年寄りもっと「たんぱく質」とって』という記事がでました。

 

厚労省の報告書だと体重1kgあたり1g以上のたんぱく質が望ましいとされている。1日の食事の総エネルギーに占めるたんぱく質の目標量は1才以上の全ての年代で13~20%だが65才以上は15~20%と変更されました。

因みに日本食品標準成分表によると100gに含まれるたんぱく質は若鶏ささみだと23g、鶏卵で12g、納豆17gです。

 

 

今、いかにお年寄りを要介護にさせないかということが行政でも取り上げられ要介護の前段階であるフレイル(虚弱)に注目が集まっています。フレイルには軽い運動や食事の改善が有効とされたんぱく質不足が影響していると考えられています。

 

先日、『医学常識はうそだらけ』 三石巌 祥伝社黄金文庫 という本を読みました。著者の三石さんは医者ではなく理学博士ですが60才で2,3のうちの失明を宣告されされながら95才でなくなるまで、食事の改善で視力を維持し筋肉レベルも50才代と言われていたそうです。分子栄養学の創始者です。

 

たんぱく質にも質があり通常は成人が必要とする体内で合成できない9つのアミノ酸(必須アミノ酸)の量を表したアミノ酸スコアが用いられます。

これに対し、三石さんはプロテインスコア(食品に含まれるたんぱく質の良質度)という考えを示しています。

 

それだと良質度は納豆<鶏肉<卵となります。(詳しくは上記の本をお読みください)

食品の組み合わせによるたんぱく質の質の評価がないのがちょっと気になります。三石先生は良質のたんぱく質と多量のビタミン摂取を推奨しています。

 

この食事の取り方で病気に対する効果も出ているようですが、本が出てから10年以上経つのに世の中の病気へのアプローチはあまり変わりません。なぜでしょうか?

 

昔から長生きの方は肉好きと言われてきました。コレステロールの食品からの摂取制限もなくなりましたし質の良いたんぱく質である卵をもっととってもいいのではないでしょうか。

診療時間 日・祝日
9:30
〜13:00
× 9:00
〜13:00
×
14:30
〜19:00
× 14:30
〜17:00
×
footer-image