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抗菌薬適正使用とは何か
保険医協会主催の講演会「口腔内細菌と全身疾患」を聞きに行って来ました。
歯医者が100人くらい、お医者さんが70人くらいです。
神奈川歯科大の三辺正人先生が「知っておきたい!歯周病と全身疾患のただならぬ関係」、
神戸大の岩田健太郎先生が「抗菌薬適正使用とは何か」を1時間ずつ講演されました。
岩田先生の著書を読んでいたので直接話を聞きたいと思っていました。
配布資料やパワポでのスライドもなしです。
会場は話を聞き漏らすまいと集中力が高まりました。先生ご自身も話がうまいし、身振り手振りも交えて全く飽きさせずあっという間の1時間でした。
第3世代のセフェムは使ってはいけないこと、古い薬だからだめということはないこと、歯科では通常術後に抗菌薬はいらないこと、利益とリスクといつも天秤にかけてとお話され、EBMの考え方にまで話が及びました。
厚労省も2020年までにセフェムとマクロライドとニューキノロンの使用を半減すると目標を立てているようです。つまり、半分は無駄に使われていると判断しているようです。