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新コロナウィルス雑感

この騒ぎはいつまで続くのか?とりあえず運転資金と前を向いていけるような精神性と正しい情報だけは確保したいと思っています。報道では病院、保健所など人が押し寄せててんやわんやと思っていたのだが、融資を受けるために必要な書類をとりに足立保健所へ行ったらがらがらで拍子抜けした。

受付に設置したビニール

保健所について
地域の罹患者数など国内の広がりやスピードを把握する拠点となる保健所。1989年に848あった全国の保健所数は2018年には469に激減。保健師の数も1保健所当たり15,6人だったものが5,6人になっている。

疾病構造の変化により公衆衛生上予防すべき対象が感染症から生活習慣病、癌へとシフトしたのは当然だ。しかし、これだけ人の交流が盛んになり、容易に未知の病原体によるパンデミックが起きやすい状況で保健所の数を減らしたことはどうだったのだろう?
ウィルス対策は完全にワクチンと薬に依存してそのほかのソフト面、つまり検査体制や経済面での支援など緊急時のシミュレーションは出来ていたのだろうか?SARSの時はな何となく終焉してしまった感が強く何が教訓だったのか検証もしてない感じがする。
これから新しい感染病が来た時に今の体制で大丈夫なのだろうか?効率ばかり求めて大事なことをないがしろにしてきた安倍政権の一端が表れていると感じるのは私だけでしょうか?

薬について
ヒトのDNAは変分くらいウィルス由来らしい。抗ウィルス剤は自分を攻撃してしまうことになり思わぬ副作用を呈してしまう。アビガンはこのウィルスにも効くらしく日本政府は200万人分備蓄があるらしい。他国への無償提供もするらしい(?)がそれなら自国民へすぐ使えるようにしてほしい。
アビガンの副作用は妊婦へ投与した時の催奇性だが(妊娠させるほうにもその可能性はある)、その可能性のない人には軽症のうちに使ったほうがいい。タミフルと同時期に承認されているがなぜタミフルが異常行動を引き起こす副作用があるのにこんなに重宝されているのか政治的な忖度があったのではないかと訝ってしまう。
タミフルの効果はRCTで1日か2日熱を早く下げるというものだが、それなら寝てればいい話だ。ノイラミニダーゼは細胞内で増殖したウィルスタンパクが細胞外へ出るのを阻害する薬だが、アビガンのRNAポリメラーゼ阻害は核の中でRNAのタンパク複製阻害だ。こっちのほうが作用機序からして本質的だし、実際他のRNAウィルスのエボラ出血熱にも効果があり多くの人を救っている。(開発したのも日本人というのがうれしい)重症化した人に使う最後の薬ということで一般に解禁されてないがウィルスが増えていない軽症の時にこそ効果がありそうだが・・・皆さんどう思います?

世の中の 騒ぎはいずこ ツツジ咲く

 

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