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父と家族と私のこと
足立区は北千住にある楡真会横田歯科医院、院長の横田です。歯周病専門医です。
GW中は遠出をせず映画と読書。今日は第一弾です。

語られなかった戦争の傷
大阪市で喫茶店を営む藤岡美千代。幼い頃、父から激しい虐待を受けて育った。10歳の時にその父が自死したと聞き、思わず万歳してしまうほどだった。だが成長後、彼女自身もまた、娘を虐待 してしまうという苦悩を抱えることになる。
神奈川県でタクシー運転手をする市原和彦。幼少期、父が母に浴びせた「この淫売女が」という黒声は、今も消えない傷として胸に刻まれている。4 0 代で結婚するが 、 妻に日常的に暴力を振るってしまったことを、死別した今も悔い続けている。
シングルマザーの佐藤ゆな(仮名)もまた、幼少期の唐待により複 雑 性 P T S D ( 心 的 外 傷 後 ス ト レ ス 障 害 ) を 抱 え 、娘 と の 向 き 合 い方に迷い続けている。新興宗数に傾倒した母からの過剰な支 配は、今も彼女の心を締めつけている。 三人が抱える「生きづらさ」は、どこから来たのか。 取材を進めるなかで浮かび上がったのは、彼らの父や祖父が、 いずれも戦争に従軍していたという共通点だったー。
どうしてこの映画を見ようと思ったのかというと、暴力の連鎖は断ち切れるのか、だとしたらどうやってという疑問からです。
戦後80年だけれど、まだ終わっていないんだと思いました。世代を超えて残る影響は核爆弾だけじゃないんだ。
復員後酒に溺れてしまったり、奥さんや子供に暴力を振るってしまう人は、却ってまともな精神の持ち主だったのかも知れない。そうでもならないと戦場という人間性を捨てた環境にいられなかったに違いない。
映画の中で自分を虐待した父親の戦争体験を知ろうとシベリアまで訪ねてゆく女性が最後に「お父さーん」と叫ぶシーンがあるが、親から愛されたいという根源的な願いが誰にもあるのだろう。加害者を知ることがトラウマから逃れる(自分と加害者を切り離せる)唯一の手段と心理士の方が言っていました。