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戸隠神社 五社参拝
足立区は北千住にある横田歯科医院、院長の横田です。歯周病専門医です。
先日、長野の戸隠に家内と行ってきました。
「とがくし」というと私たちは都学歯を思い出してしまいますがこちらは地名です。神話の時代から信仰の対象となっていた所です。

戸隠神社のホームページから引用してみます。
【霊山戸隠山のふもとにあり、奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社の五社からなる戸隠神社。はるか神代の昔、高天原に由来する「天岩戸開き神話」ゆかりの神々を祀っています。弟のあまりの乱行に天照大神は、岩戸にお隠れになり、世の中は真っ暗になり、大混乱になりました。そこで、困った神々が会議をし、大神を再び外へお連れするため、歌や踊りの祭りを開きました。
その賑わいを不思議に思い、天照大神が少し戸をお開きしたところで、手力雄命( たちからおのみこと) が岩戸を押し開き、大神をお迎えしました。その岩戸が下界に落ちて戸隠山になったという伝説もあります。
神々の物語により、奥社の御祭神は天手力雄命(あめのたちからおのみこと)、中社は天八意思兼命(あめのやごころおもいかねのみこと)、火之御子社は天鈿女命(あめのうずめのみこと)、宝光社は中社祭神の御子神の天表春命(あめのうわはるのみこと)などと神話に登場する神々をそれぞれ祀っています。
戸隠神社の歴史は古く、これらの神々以外、地主神として、水と豊作の大神の九頭龍大神を祀っています。この世の生き物にとって欠かすことこのできない水。それは戸隠信仰の始まりであるとも言われています。古来、天台密教が伝播するにおよび、神仏習合の顕光寺が創建され、戸隠信仰は修験道とも習合し、この霊地は日本全国に名をはせることになりました。山にこもって修行し、悟りを開く大道場として栄え、修験道を中心に中世から近世までにおいて広く庶民の信仰を集めてきました。
しかし、明治初年の神仏分離令により、神仏一体の戸隠信仰は、神道か仏教かの選択を迫られる状況に直面しました。戸隠信仰の源流は、古代人の山への信仰にありますが、仏教的なものは一掃され、神社神道として歩むことになりました。】
今年の6月に家内と高千穂に行ってきたのでご縁を感じます。手力雄命が投げた岩戸が一つは高千穂の岩戸にもう一つは戸隠に落ちたという事になっています。因みにこの伝説がご縁で高千穂と戸隠は姉妹都市になっています。神社に参拝に行くというより森の中をハイキングする、しゃれたホテルで美味しいものを食べるというのが本当の目的でした。
しかし、行ってみると良かったですよ。2000年以上も存続しているだけあってずっと大事にされてきた感があります。
1日目は新幹線で長野まで行ってバスで約1時間宝光社前でおりてそのまま宝光社へ。


場所はすぐでしたが270段ある階段を上ると足ががくがくです。
ご祭神は天表春命(あめのうわはるのみこと)です。開拓・学問技芸・裁縫の神、安産の神、女性や子供の守り神として御神徳があります。
建物は江戸時代後期、まだ神仏習合の時代でしたから千木などはありません。この建物も江戸末期に建てられたものです。
施されている彫刻など素晴らしいです。
境内の裏手に次の参拝場所、火之御子社(ひのみこしゃ)に行く参道が森の中に続きます。
行き交う参拝者の半分ほどがクマよけの鈴を携帯して鳴らしながら歩いています。

<火之御子社>御祭神は天鈿女命(あめのうずめのみこと)舞楽芸能上達、開運、縁結び、火防の守り神。
そして再び森の参道を歩いて中社へ

<中社>御祭神は天八意思兼命(あめのやごころおもいかねのみこと)
学業成就、試験合格、商売繁盛、開運、家内安全の守り神。一日目はここで終わり。この近くのホテルに宿泊しました。
2日目。
中社から30分森の中を歩いて奥社参道入り口へ。そこからまた40分歩いていよいよ奥社へ。
その前に参道の杉並木が素晴らしい。樹齢は400年くらいだそうです。神々しい!整備された参道の最後はまた階段です。


<奥社>御祭神は天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)開運、心願成就、五穀豊穣、スポーツ必勝
<九頭龍者(くずりゅうしゃ)>御祭神は九頭竜大神。水を司る雨乞いの神、虫歯の神、縁結びの神、心願成就

虫歯の神とあったので、みんなの分もお祈りしてきました。お賽銭も一番多く入れました。
ここで虫歯の神?と思いますよね。九頭龍の好物である「梨(なし)」をお供えにして、自分は一生梨を食べないと誓うと歯の病が治る、という言い伝えから、虫歯にも御利益があると言われているそうです。因みに私は梨、大好きです。
昼は奥社参道入り口近くのお店で戸隠名物の蕎麦を食べました。蕎麦屋以外に食事処がありません。
お土産はそばとそば饅頭と竹細工etc。
奥社参道入り口からバスで長野駅に戻り、新幹線で帰ってきました。目的は十分果たしました。