
「むし歯治療」は「むし歯」となった所を取る(=感染した所を取る)事です。簡単なように思えるかもしれませんが、どこまで取るのか、実はなかなか難しい所です。当院では紛らわしい場合はう蝕検知液(むし歯の所を染め出す液)やマイクロスコープを使い、丁寧に取り除いています。無菌的に治療するためにラバーダムをすることもあります
処置に先立ち、口の中を清潔にしておくことも処置を成功させる上で大切なことです。急いで治療する必要のないむし歯については治療の前にご自分で歯の手入れができるようになるお手伝いをさせていただくことが多いです。
また、当院では痛みに敏感な方、歯医者さんは苦手という方の不安や痛みを和らげる為に無痛治療も取り入れています。
無痛治療について詳しく当院ではマイクロスコープを使い歯の状態を見ながら治療を進めます。マイクロスコープは歯科用の実体顕微鏡です。4~30倍まで拡大できます。
むし歯の取り残しがないか、神経の入っている管の入り口はどこか、削った歯の形がどうかこれで確認し、より正確な治療ができます。まずはカウンセリングでご本人のお気持ち、目標などを伺います。歯や歯肉の状態を正確に把握するための検査(口腔内写真撮影・X線写真14枚撮影・歯周ポケット測定)を行いしっかり治療していきます。また患者様には歯についての知識と、ブラッシングのテクニックを習得頂くように説明しております。
むし歯の原因はプラーク(歯垢)に含まれた「ミュータンス菌」という細菌です。ミュータンス菌は飲食物から「糖分」を取り込み「強い酸」を作ります。
この「酸」がむし歯の主な原因です!では実際どのような過程を経てむし歯になってゆくのかを説明いたします。
歯の表面にミュータンス菌が付きます。ミュータンスンス菌は歯の表面で増殖してゆき歯磨きやPMTC等の械的な清掃を行わないと除去する事ができません。
※PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)専門家による機械的な歯の清掃
ミュータンス菌が持つ酵素が、飲食物の糖分を分解します。
分解された糖分はミュータンス菌が持つ酵素の力を借りて酸と不溶性グルカンを作り出します。不溶性グルカンとは、プラーク(歯垢)のネバネバのことです。これは、歯に菌を付けやすくしたり、抗菌剤等から菌を守る働きを持っています。ミュータンス菌はこの不溶性グルカンと酸を温床としてさらに菌を増殖させます。
産生された酸がエナメル質(歯)の表面のカルシウムを溶かしはじめます。これがむし歯の第一歩になります。さらに、不溶性グルカンが酸を内側に閉じ込めるように歯を取り囲みます。
エナメル質(歯)のCaイオンが抜けてエナメル質が溶けていきます。進行すると歯に穴があいてしまいます。一度でもエナメル質に穴があくと自然に治ることはありません。この段階まできたら必ずむし歯の治療を行いましょう!!!
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