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旧岩崎邸庭園に行ってきた

足立区は北千住にある横田歯科医院 院長の横田です。歯周病治療に力をいれています。

千代田線湯島の1番出口から徒歩3分。不忍池湖畔で東大病院の隣にある旧岩崎邸に行ってきました。

明治29年(1896年)岩崎彌太郎の長男で三菱第3代社長の岩崎久彌の本邸として建てられました。往時は約15000坪の敷地がありましたが現在は約1/3となり現存するのは洋館・和館大広間・撞球室(ビリヤード場)の3棟です。上り坂の馬車道を上がると正面にみえる洋館

 

洋館

ジョサイア・コンドルの設計で17世紀の英国ジャコビアン様式の見事な装飾が随所に見られ、イギリス・ルネサンス様式やイスラム風のモチーフなどが取り入れられています。南側は列柱の並ぶベランダで1階列柱はトスカナ式、2階はイオニア式の特徴を備えています。1階のベランダには英国ミントン社製のタイルが目地なく敷き詰められ、2階には貴重な金唐革紙の壁紙が貼られた客室もあります。往時は年に1回の岩崎家の集まりや外国人、賓客を招いてのパーティーなどプライベートな迎賓館として使用されていました。

この地は江戸時代は越後高田藩の榊原氏の屋敷がありました。明治時代初期に旧舞鶴藩主の牧野弼成邸となり、西郷隆盛の部下である桐野利秋の邸宅となり、明治11年(1878年)に三菱財閥初代の岩崎彌太郎が屋敷を構え、そして岩崎久彌へと引き継がれました。

東側のサンルーム。家が一軒入りそう。庭を見ながら日向ぼっこして読書したら最高!

和館

洋館に並置された和館は完成当時は550坪あり洋館をはるかに凌ぐ規模を持っていました。現在は冠婚葬祭などに使われた大広間の1棟だけが残っています。床の間や襖には橋本雅邦が下絵を描いたと伝えられる障壁画が残っています。岩崎家の生活の場でした。今は失われた居住空間は南北に分けられ南に家族の部屋、北に使用人部屋、台所、事務方詰所、倉庫があったようです。

 

廊下 長さ16ⅿの檜の一枚板が使われている

大広間

庭園は大名庭園の一部を踏襲しつつ建物同様に和洋併置とされ芝庭をもつ近代庭園の初期の形を残しています。不忍の池のほとりにこんなところがあったなんて数年前まで知りませんでした。

上の写真は真ん中に洋館、右が撞球室、左が和館、洋館の後ろに見えるビルは東大病院です。

和館の1室が喫茶コーナーになっておりケーキや和菓子がいただけます。

私は小岩井農場のチーズケーキと抹茶を注文しました。因みに小岩井農場の名前は日本鉄道副社長の小野義眞、岩崎彌太郎、鉄道官僚の井上勝の名前から1字ずつ取られています。

三菱グループは丸の内が本拠地で社長本宅も高級住宅地にあるのかと思ってました。年末年始以外毎日見学できます。11時と2時に約45分のガイドツアーがありますのでその時間に行くのがお勧めです。

 

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